素晴らしき人。
今月もJOBの為、関西方面へ出かけました。
先月宿泊の「帝国ホテル大阪」にまたお世話になり
ホテル前の川沿いに、まだ辛うじて咲いている『ど根性桜』を観賞しながら散歩し
今年最後の「夜桜」ならぬ「夕方桜」をフォトに納めました。
高層階の部屋からは、そろそろ散るであろう桜を惜しみながら
お花見屋形船が、ゆっくりのんびり進んで行きました。
今回は壁のミラーが印象深いお部屋。
翌日おもむろに、TVをONにしましたら、ステキな女性を発見しました。
笹本恒子さん(99)才、女性報道家。まだまだ現役で
興味の有る風景、人物を撮り続けている方。
彼女の撮った人物には歴史が有ります。
アップの表情は、お世辞でも無く70代にしか見えません。
「若さの秘訣は?」との質問には
「何事にも好奇心を持っている事」とハキハキした口調で返答し
牛肉の赤身を、ほとんど毎日いただくのだとか。
肉食女性で百歳近くまで、ご健在とは素晴らしい方。
そういえば、無声映画時代のスター、リリアン・ギッシュも長生きでいらした人。
80代までしっかりセリフを暗記して、最後の出演映画「8月の鯨」でも
背筋を伸ばし、さすがに動作はゆっくりでしたが、主役を務めておりました。
しかし、リリアンは「完全菜食主義者」だったはず。
「私が、ニンジンのまるかじりを初めてしたアメリカ人よ」との名言があるほど。
菜食でも肉食であろうとも、いつまでも自分の信念を貫いて生きる人は美しいもの。
そんな素晴らしき人生を生きたいな・・と思いながら
帰りの新幹線でもウトウトと、小春日和のうたた寝をして
「WEDGE」と「ひととき」の車内雑誌も4月号に変わり
ホテルで頂いたプチチョコを、ペットボトルのミネラルウォーターで味わいながら
夕方の東京駅に帰還しました。
ワイドショーを観ないこの頃、久しぶりに旅先でのTVで
素敵な人生を歩む方を拝見し、桜は散ってしまいますが
笹本さんには、まだまだお元気で咲いていて頂きたいな、と思ったのでした。
ではまたね。